米FDAのCDER(医薬品評価センター)は09年に25の新規製品を承認した。
08年は24製品であった。
09年に承認された25製品のうち、19製品はNMEで6製品はBLAであった。
08年では、NMEが21製品、BLAが3製品。
09年には、これらの25製品以外に4製品の新規血液製品と3製品の新規ワクチンが、CBERによって承認された。
全体的に承認速度は05~07年よりわずかに改善されているように見えるが、90年代後半に比べるとかなり遅れている。生物学的製剤の承認が増加したのは、多くの企業にとって良いニュースとなる。
09年に承認された4製品のモノクローナル抗体は、抗CD20 MAbのofatumumab(Arzerra)、抗IL-1β MAbのcanakinumab(Ilaris)、抗TNF Mabのgolimumab(Simponi)、Il-12とIL-23を阻害するIgG1 kappa MAbのustekinumab(Stelara)。この他、Ipsen Biopharm社のアセチルコリン放出阻害剤Dysport(abobotulinumtoxin A)、Dyax社のカリクレイン拮抗剤Kalbitor(ecallantide)の新規生物製剤が承認された。
米FDAは、Novartis社のインターフェロンβ-1bのExtaviaも承認した。
09年に承認された3製品の新規ワクチンに加え、米FDAは最初のH1N1ワクチン(CSL社、Novartis社、Sanofi-Pasteur社、AstraZeneca社のMedImmune社、GSK社)を承認した。
この他に承認された製品には、Lilly社の抗凝固剤Effient(prasugrel)、Sanofi-Aventis社の心房細動治療薬Multaq(dronedarone)、AstraZenaca社/BMS社の2型糖尿病治療薬Onglyza(saxagliptin)などがある。
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