2009年10月21日水曜日

エイズ:混合ワクチンが予防効果の可能性あり?

エイズに対するワクチンの治験が進んでいるようです。
■米国とタイが実施したエイズワクチンの臨床試験(治験)結果が20日、パリで開かれているエイズワクチン会議で発表され、ワクチンの使用で感染が約3割減る可能性が示された。研究チームは「エイズの予防に効果がある可能性が証明された」と話している。

 会見によると、治験には18~30歳の男女約1万6000人が参加。全体を二つの集団に分け、半数に仏製と米製の2種類の混合ワクチンを、残りの半数に無害な偽ワクチンを接種、通常の生活をしてもらった。3年間の追跡調査の結果、偽ワクチンを接種した集団は74人がエイズウイルスに感染した。一方、ワクチンを接種した集団の感染者は51人で、感染率が約31%低かった
 研究チームによると、2種類のワクチンは混合しないと効果がない。研究者らは「科学的に大きな成果だが、実用化にはまだ程遠い段階だ」としている。

<今後の治験に弾み>

 山本直樹・国立感染症研究所エイズ研究センター長の話 3割の差はそれほど大きいとは言えないが、エイズワクチンの有効性を示す結果が出たのは初めてだ。今後の治験に弾みがつくだろう。しかし、今回のワクチンでは血中のウイルス量が下がったという結果は出ていない。なぜ効果が出たのかよく分からない部分もあり、さらに研究を進める必要がある。(10月21日 毎日新聞)

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