■東レは第一三共と共同で開発・販売するC型肝炎の治療に使うインターフェロン製剤「フエロン」について、抗ウイルス薬「リバビリン」と併用する効能の追加を取得した。現在C型肝炎の治療ではインターフェロン製剤とリバビリンの併用が主流となっており、効能追加で販売増を目指す。
フエロンはベータ製剤と呼ぶ型のインターフェロン製剤。1990年代前半からC型肝炎の治療薬として販売してきた。リバビリンとの併用はベータ製剤としては初めてという。
インターフェロン単独では効果が表れない患者などへ投与する。単独投与の場合よりも効果が高くなるとされ、既存の併用薬に比べ副作用が少なくなる効果も期待している。
C型肝炎の患者数は国内で200万人ともいわれており、投薬治療の効果が低い患者も少なくない。効能追加で薬を使う患者数の増加を狙う。(2009/10/20 日経産業新聞)
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿