ファイザーのトーリセル(一般名=テムシロリムス)が、日本において根治切除不能または転移性の腎細胞癌の治療薬として承認されました。
ノバルティス ファーマのアフィニトール」(エベロリムス)との競合品になります。
■ファイザーは23日、腎細胞がん治療薬のmTOR阻害剤「トーリセル点滴静注液 25mg」(一般名=テムシロリムス)について、同日付で製造販売承認を取得したと発表した。旧ワイス社の開発品。
抗がん剤としてのmTOR阻害剤では、今年4月に国内で発売されたノバルティス ファーマの「アフィニトール」(エベロリムス)に次ぐ製品となる。
同剤は、細胞の生存・成長・増殖を調節するセリン・スレオニンキナーゼ「mTOR」の活性を阻害し、細胞周期の進行と血管新生を抑制することで、がん細胞の増殖を抑制する。適応は「根治切除不能または転移性の腎細胞がん」。通常、成人には25mgを1週間に1回、30~60分間かけて点滴静脈内投与する。
海外では、欧州を含む世界52カ国以上で承認されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿