2009年5月19日火曜日

iPS実用化へ産官学連携…産業応用4年内目指す

iPS細胞を使って薬物の副作用を調べることで、新薬開発に応用するそうです。

近い未来には、各臓器ごとに実験ができるようになりそうですね。

個人的に気になるのは、iPS細胞を使った実験結果をどう解釈できるか?果たして生体内と同じような副作用予測(再現)ができるのか?ということです。

GLPもそれに準じて見直していく必要性もありますね。

個人的には、iPS細胞を使った前臨床試験の結果と治験薬概要書がどのようなものになるのか興味があります。


■体のさまざまな細胞になる能力をもつ新型万能細胞(iPS細胞)の実用化に向け、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は18日、東京医科歯科大学や武田薬品工業などと新組織を結成したと発表した。

 産学官連携により、日本発の技術であるiPS細胞の5年以内の産業応用を目指す。

 実用化を目指すのは、臨床試験前の段階で医薬品の副作用を予測する手法の開発。医科歯科大の安田賢二教授は、iPS細胞から作った心臓の細胞を活用し、悪影響のある薬剤を加えた際に不整脈に似た波形を検出できる基礎技術を開発した。新組織では、副作用が知られている複数の薬でこの技術が使えることをさらに確かめ、新薬開発に活用していく。

(5月18日 読売新聞)

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