2009年8月26日水曜日

うつ病や統合失調症が“血液検査で判断”できる?

 現代のストレス社会で増加している“うつ病”などの精神疾患が、血液検査によって客観的に診断可能になるようです。

 以前から“偽”うつ病の人に抗うつ病薬などが安易に処方されている問題がありますが、客観的な診断法が確立すると、安易な処方出来なくなるかも知れません。

 治験においては、選択・除外基準、エンドポイントの変更など評価方法が将来変わるかも知れませんね。


■大阪市大大学院医学研究科の関山敦生・客員准教授=心身医学、分子病態学=が兵庫医科大と共同で、うつ病や統合失調症などの精神疾患を判定できる血液中の分子を発見、血液検査に基づく判定法を確立した。

 問診や行動観察が主流だった精神科診療で、客観的な数値指標を診断に取り入れることができる。疾患の判定だけではなくストレスの強度や回復程度もわかるという。関山准教授は27日、京都市の立命館大学で開かれる日本心理学会で発表する。

 関山准教授によると、ストレスや感染などを受けて、生成し分泌されるたんぱく質「サイトカイン」の血中濃度データの差異を積み上げて分析。データをパターン化することで、心身の変調やうつ病、統合失調症などを判定できることが分かった。うつ病や統合失調症について3000人近くのデータから疾患の判定式を作成。
 
 別の400人の診断に用いた結果、うつ病の正診率は95%、統合失調症は96%に達した。

 精神疾患の判定だけではなく、健常者に対するストレスの強度、疲労からの回復スピードも数値化した。

 80人の男女を対象に、計算作業で精神的ストレス、エアロバイクなどで身体的ストレスを加える実験を実施。いずれのストレスを受けたか100%判別することに成功し、ストレスの強度を数値で評価できる方法もつくり出したという。(8月26日 毎日新聞)

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