2009年7月27日月曜日

抗体医薬、米で開発を加速、協和発酵キリン、血液がん向け治験

抗体医薬の開発が製薬各社で加速していますが、協和発酵キリンも乗り出すようです。
合併前の協和発酵は、抗体医薬に力を入れているというニュースが数年前にもありましたので予想はしていましたが、今後の開発競争がどうなるかウォッチしていきたいと思います。


■協和発酵キリンが、ヒトの免疫の仕組みを使い病気を治療する抗体医薬品の開発を海外で加速する。血液がん向けの抗がん剤について、患者に投与して安全性や効き目を確かめる臨床試験(治験)を年内にも米国で始める。世界の抗体薬市場は大きな成長が見込まれ、実用化を進めて業容拡大につなげる狙い。

 開発するのは、血液中のリンパ系細胞ががん化した悪性リンパ腫向け抗がん剤「KW―0761(開発番号)」。がんが発生した細胞を狙い撃ちし、血液細胞の基になる細胞を傷つけず、貧血などの重い副作用を抑えられるという。日本では効き目を確かめる治験にこのほど着手し2012年にも発売を見込む。

 同社は米国で大腸がん向けの抗がん剤や、臓器移植時の免疫抑制剤などに使う抗体薬の開発を進めている。今回開発を始める血液がん向け抗体薬を含めると、米国で開発する抗体薬は5つ目。抗体薬の製品化が視野に入れば、自前の販路を構築する方針だ。

 英市場調査会社のデータモニターによると、世界の抗体薬市場は13年に4兆6000億円と07年に比べて9割近く伸びる見通し。武田薬品工業など国内の製薬大手も海外のバイオベンチャーを買収して抗体薬の開発を強化しており、開発競争が過熱している。(2009/07/20 日経産業新聞)

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