2010年5月13日木曜日

希少疾患の新薬開発へ、京大iPS研、武田、協力の意向表明

オーファンドラッグにiPS細胞の研究成果を応用できるかも知れませんね。

~以下、記事引用~

 京都大学のiPS細胞研究所(所長・山中伸弥教授)は、
患者が少なく治療が難しい希少疾患の新薬を開発する研究プロジェクトに乗り出した。

 患者の皮膚などから新型万能細胞(iPS細胞)を作り、
発症の仕組み解明や新薬候補物質の発見に生かす狙い。

 製薬企業にも支援を求める考えで、武田薬品工業が協力の意向を表明した。


 患者数が国内で数十~数百人しかいない希少疾患の薬は、
市場規模が限られるため製薬企業の研究開発対象になりにくい。

 プロジェクトでは同研究所が患者の協力を得てiPS細胞を作製。

 新薬候補を見つけるための実験、評価方法を確立し候補物質の探索も手掛ける。

 探索では多数の化合物を保有する製薬大手にも協力を求める考え。

 開所式に出席した武田薬品の長谷川閑史社長は「山中教授をサポートし、一つでも(研究開発の課題を)解決することをお誓いする」と協力の姿勢を示した。


2010/05/09 日本経済新聞

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