PPIとして有名な「パリエット」ですが、逆流性食道炎に関しての用法・用量の追加を申請したようです。
~以下、記事引用~
エーザイは6日、主力の抗潰瘍剤「パリエット(米国での製品名はアシフェックス)」について、逆流性食道炎に関しての用法・用量の追加を申請したと発表した。
パリエットは胃酸を生成するプロトンポンプの働きを阻害し、胃酸分泌を抑える「プロトンポンプ阻害剤(PPI)」という種類の薬。
患者への投与法を増やし治療の選択肢を広げる。
パリエットは現在10ミリグラム(治りにくい場合は20ミリグラム)を1日1回投与している。これをどちらも1日2回投与できるように申請する。
同社によると、比較試験では用量・用法の追加であらたな治療効果が期待できるという。
逆流性食道炎は胃酸が逆流することで食道の粘膜がただれるなどして、
胸焼けやのどの違和感、腹部の膨張感、頻繁なげっぷなどが続く病気。
症状がいったん改善しても再発する場合も少なくない。
パリエットは日本では胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療のほか、
ヘリコバクター、ピロリ菌の除菌補助などの効果がある。
1997年に日本で発売し、98年に欧州、99年に米国でも売り出した。
現在、約100カ国で承認を取得済み。物質特許期間は米国で2013年まである。
同薬剤は世界売上高が09年3月期で1599億円に達し、
同社の製品で売上高2位の主力だが、前の期比9%減と販売が苦戦している。
2010/05/07 日経産業新聞
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