医療費の包括払い(DPC)については、特に製造販売後臨床試験を行う際には最低限知っておくべきことですので、簡単に内容をまとめてみました。
▼医療費の包括払いとは?
入院医療費を投薬や検査の数量にかかわらず一日当たりの定額制とする方式です。
できるだけ効率的に治療をしようという意識が働き、コスト抑制効果が見込めるとされます。
一定期間が過ぎると一日当たりの金額が減っていくため、入院日数削減につながるとの期待もあります。
厚労省は症例数の多い病気について千五百七十二通りの定額報酬を定めています。例えば脳梗塞(こうそく)は検査入院から薬物治療まで二十七通りに分類しています。
ただ手術や麻酔など定額部分に含めずに出来高制としている医療行為もあるため、実際の総額は定額部分と出来高部分の合算になります。
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