2009年4月22日水曜日

ヒトクローン胚、来月にも作製容認、指針改正、難病治療研究に限定

 いよいよ再生医療に向けて、新薬の開発も加速しそうな予感がします。
 また、今回の指針改正では、医薬品だけではなく、あらゆる分野の産業が関わっており、注目に値すると思います。

■ヒトクローン胚、来月にも作製容認、指針改正、難病治療研究に限定
 
 政府の総合科学技術会議(議長・麻生太郎首相)は二十一日、クローン人間づくりにつながるとして法律に基づく指針で禁じてきたヒトクローン胚(はい)の作製について、限定付きの作製を認める指針改正を五月にも行うことを決めた。研究者らは難病の再生医療につながる基礎研究に限って作製が可能になる。
 ヒトクローン胚は未受精卵の核を患者の皮膚細胞などの核と入れ替えてつくる。再生医療に役立つ万能細胞の一つの胚性幹細胞(ES細胞)ができる。拒絶反応の少ない臓器ができるとされるが、胎内に戻すとクローン人間が生まれるとして指針で禁止。ここ数年、研究での作製に向けた議論を続けてきた。
 改正指針ではパーキンソン病や脊髄(せきずい)損傷など治療法が確立していない病気の基礎研究に限定。万能細胞の一つであるES細胞を使う研究に限り、ヒトクローン胚の作製と利用を認めた。
 不妊治療などを扱う施設でヒトクローン胚を取り扱うことを禁止。未受精卵は不妊治療で余ったり、病気で摘出した卵巣から採ったりしたものなどに限った。受精卵の提供は無償を原則とし、研究関係者からの提供は認めないとした。

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