分かり易いICとはどんなもの?という研究調査を熊本大学の
治験支援センターが行ったものがあります。
50歳代~70歳代の34名の被験者に「紙の色」「文字の大きさ」
「様式(横書きか縦書きか)」を変えた8パターンの文書を提示し、
「親しみやすい文書」「分り易い文書」の観点からアンケートが
実施されました。
その結果、以下のことが分かりました。
もっとも「親しみやすい文書」:
ピンク色の紙で、文字が大きい(14P)横書きのものが、41.1%
もっとも「分り易い文書」:
白色の紙で、文字が大きい(14P)横書きのものが、38.2%
疾患の重篤度に応じて、紙の色を変えられるのも一つの方法だと思います。
いかに患者さんに試験内容を分かりやすく伝えるかに苦慮されている
かもしれませんが、患者さんの家族も読まれることが多いこともあり、
分かり易いICを作成することもエントリー促進において重要な要素です。
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